ChatGPTで同じ質問をした場合、返答はどうなるのか
ChatGPT(チャットジーピーティー)において、「同じ質問をした場合返答はどうなるのか」という疑問を、実際に数回質問し検証してみたいと思います。
なお、それぞれ質問はチャットを新しく作り直し、質問するものとします。
返答が複数考えられる質問
細かい条件は用意せず、自己紹介文を作ってもらいます。
5回検証します。
質問:スーパーの面接用に自己紹介文を作成してください
自己紹介文-1回目
【自己紹介文の構造】
- 名前
- 謝礼(スーパー側目線)
- 経歴
- 性格
- 性格(2つ目)
- 熱意
自己紹介文-2回目
【自己紹介文の構造】
- 名前
- 志望動機
- 経歴
- 仕事の心がけ
- 性格
- 熱意
自己紹介文-3回目
【自己紹介文の構造】
- 名前
- 性格
- 経歴
- 性格
- スキル
- 仕事の心がけ
- 熱意
自己紹介文-4回目
【自己紹介文の構造】
- 名前
- 謝礼
- スキル
- 得意事
- 心がけ
- スキル
- 仕事の心がけ
- 熱意
- スーパーへの志願理由
- 謝礼(一部スーパー側目線)
自己紹介文-5回目
【自己紹介文の構造】
- 名前
- 謝礼
- 関心
- スキル
- 経験
- 仕事の心がけ
- 性格
- 熱意
- スーパーへの志願理由
- まとめ
返答が複数考えられる質問-結果
回答はほぼ被らない、内容は所々違和感あり
質問がざっくりしたものなので、複数回質問を行っても回答が被ることはありませんね。
文章や構造に違和感のあったり、全体的に薄い回答だったりしましたが、質問の具合からも妥当かなと思います。
答えが確定している質問
たまたま確定した答えを出す質問を発見したので、複数回質問した場合、説明文はどのように変わるか実験します。
質問:地球上で一番長生きな生物を教えてください
一番長生きな生物-1回目
【回答の構造】
- グリーンランド鮫(グリーンランドシャーク)です
- 寿命
- 長寿の秘密
一番長生きな生物-2回目
【回答の構造】
- グリーンランド鮫(グリーンランドシャーク)です
- 寿命(科学的調査の詳細込み)
- 長寿の秘密
- 他の長寿生物
一番長生きな生物-3回目
【回答の構造】
- グリーンランド鮫(グリーンランドシャーク)です
- 生体
- 寿命
- 長寿の秘密
一番長生きな生物-4回目
【回答の構造】
- グリーンランド鮫(グリーンランドシャーク)です
- 寿命
- 長寿の秘密(新しい情報あり)
- 他の長寿生物
一番長生きな生物-5回目
【回答の構造】
- グリーンランド鮫(グリーンランドシャーク)です
- 寿命
- 他の長寿生物まとめ(寿命込み)
答えが確定している質問-結果
伝えるべき情報(どの生物かと寿命)は伝えつつ、補足が追加・変更される
「グリーンランド鮫」というベースの答えは変わらないものの、こちらもガッツリ被ることはなく、補足情報が少し違う形で返答が来ました。
AA作成
アスキーアート(AA)とは文字や記号を用いて創り出す、視覚的表現技法のことです。
【AA例】
キュイ━━━━ン
出典:https://kaomoji-cafe.jp/category/aa/
∧,,∧
(・ω・`) /|
/くT ̄ ̄二=二] 三二─
 ̄ ̄ ̄\二\
顔文字のクオリティアップバージョンのようなもので、見たことがある人も多いのではないでしょうか。
視覚的にも回答が似たものになっているかがわかりやすく、
ChatGPTで複数創り出すことはできるのかという実験です。
質問:犬のAAを作成してください。
計5回検証します。
AA-1回目
1回目の結果:座っている犬のAA
AA-2回目
2回目の結果:犬の横顔のAA
AA-3回目
3回目の結果:犬の横顔のAA
AA-4回目
4回目の結果:犬の横顔のAA
AA-5回目
1回目の結果:座っている犬のAA
AA-結果
3回目で被る、そして2種のみ
意外と少な目でした。
あと、なぞに「scss」や「javascript」で出力?されているようです。
まとめ
基本同じ質問をした場合でも、その返答は変わるようでした。
GPT-3ではまだAAのような文章以外の回答を求めるものは弱いようですが、その辺りはGPT-4に期待ですね。